2010年4月16日金曜日

日本観光からの思い


最新のTBL特集がまだ中国の話題。
今回は日本に押し寄せる大勢な観光客に焦点を当て、これから日本の観光政策に対し、
日本の自然、日本の文化どう売りにすればいいのかを取り上げた。

ちょうど1週間前、外国友人を連れて東京を案内した、
僅か3日の事だが、異文化に驚き連続の友人の体験から、この地に住み慣れた俺にいろんな忘れそうなコトを気付いた。

日本の食文化を体験させようと思って、日本料亭に連れていた。
料亭の環境とサービスを百パーセント堪能できだが、日本料理の味に理解しにくい所があると思う、その中特に料理の温度、料理の渋み(苦み)と料理の出汁、この三つ。

日本人は冷めたものを食べるのが日常であり、オニギリや、お弁当、寿司や、茶菓まで冷めた食べ物が数多く、日本食習慣の一つでもあるだろう。だが、普段ほかほかの食べ物しか口に入れない友人にとって冷めた料理が大半占めたコースにやや慣れなかった。

次は料理の渋み、多分素材本来の味をいかせたいの考え。素朴な渋みと苦みが独特だが、知らない外人にとってはなんでやねってコトになっちゃうだろう。
その日まず難色示したのは子鮎新挽揚げの時だった、俺が絶賛したけど、友人が眉間にしわよせて不味そうな表情で丸呑みした。次は紫蘇と名前知らない山菜の天ぷら、苦+渋かったって帰りの電話で聞かされた(笑)

そして、日本料理の出し汁。
今まで俺も含めてよく初対面の外国人に白湯と誤解される。日本語読めた頃、ある料理本に出汁ひとつで料理人の腕がわかるといわれるほど大事な存在であるとわかった。いっぱい体験した現在の僕はその僅かの色と味の差で料理人の腕を楽しめるようになった。

長い東京暦で、知らない間に日本と多少馴染んできた僕を改めて確認した。
今回短い体験のおかけで、気付かれたコトが一杯あって、忘れそうな初心の気持ちが蘇ってきたような気がする。



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