2011年9月26日月曜日

違い

先日久しぶりに友人達と酒場で会いました。
席上日本の友人が親戚の話しを言い始めて、
そこから思わぬ展開で興味深い発見がありました。

この友人が両親の兄弟のせがれの話しをしだけど、
日本語中にお母さんとお父さん兄弟達の呼び名を共通で、同じおじさんとおばさんで呼ばれてい
るため、話しの進みにつれ、どっち側の伯父さんか、伯母さんかをわけ解らなくなってき
た(笑)
よく考えたら、中国語の中に母と父の親族など、各身分専属の呼び名があって、
呼び名だけでどちら側の親族か、かつ年上か年下かを一目で解ります。
日本語の中に、そう言う区別がなくて、
あえて分けようとしたら、住む地名付けか、名前を付けるかぐらいらしい。

同じ漢字文化圏なのに、なんでこんなに違うだろう
後日博学の知人に聞いたら、面白い答えが帰ってきた。
儒教の国では人倫を重んじて、その関連語彙もある程度に発達していると思わ
れています。そして日本人仕事勤勉のため、それなりに仕事関連の単語も豊富です。
例えば、仕事外勤務時間は、平日だと「残業」、休日だと「休日出勤」と言い分
けてます。
中国語の場合は平日休日関係なく全て「加班」一言で済ませてます(笑)、
あれ!そうしたら、我々は昔からの懶けものなのか…と自嘲!(笑)。

2011年9月19日月曜日

秋と梅雨

この季節はちょうどいい、特に天気の良い日が続いたりすると最高です。昼は少し汗ばんだり、夜はちょっとひんやりとして秋の気配を漂い、木々の葉はまだグリーンのまま残っている今の季節、心地いいです。

けど、好きな日本の季節を聞かれるといつも「梅雨」と答えています。別にじめじめな湿気を好むわけではなく、私大変好きな日本庭園が一年中この季節ではもっとも潤っていて、輝いているからです。
日本に来た最初の頃、季節変わる度に京都まで足を運び、いろんな名園の縁側で抹茶一杯しみじみながら季節コトの美しい一時を送っていた、比べて最終的にやっぱり梅雨が一番日本庭園に合うと思いました。

日本庭園に緑や花、枯山水など様々な造形があります、強い光を照らされると黒陰が邪魔して、折角な造形見にくくなっていると思います。梅雨時期の明るい曇った日に、庭全体がほどよい光に優しく包まれて、カメラ撮影のフィルター効果みたい、露出しぎなく、緑も、石も、アジサイももともと濃厚な色合いで自然のまま表現されていて、最高に美しいです。

そして、窓全開の縁側に座り、緑いっぱいの庭園を眺めて、涼しい風が後ろからすり抜けると、梅雨に適した日本家屋のすばらしさまでいいなと思ったりした。もし日本が梅雨の季節がなかったら、一部日本伝統家屋の構造が今の形と違ってくるでしょう。

2011年9月7日水曜日

秋の知らせ

昨夜晩ごはんの最中、一匹のトンボが部屋中に迷い来んできて、
盤旋してからランプの上に静かに止まっていた。
疲れ切ったのか、しばらく動こうとしなかった。

近づいて様子を見たら、トンボの胴体が淡い赤色に染まっていて、
童謡中の赤とんぼのようだ。
普段黄色のトンボをよく見かけるけど、
赤いトンボが今回初めて、意外な発見にやや驚いた!

カーテンを全開で、しばらくほっといたら、
知らぬ間にトンボが部屋から消えた。

夏の終わりを知らせてくれたのか、この赤とんぼが…

ベランダーを出て、月を見上げ、
外もう涼しくなり、秋の気配をすこし。
ふっと先日友人からの土産を思い出した、月餅。
今年の中秋節もうそこまで来ている、
(儒教の國では旧暦の中秋節になると、月餅を食べる風習がある)

今年家族からどん田舎の美味を送ってくれるかな……
思うだけで、わくわくしてきた。