2010年3月5日金曜日

お彼岸

京都道明寺桜餅

最近、よく「
お彼岸」という言葉を耳にする。
彼岸花なら意味分かるけど、お彼岸は初耳です。
辞書で調べたら<雑節の一つで、春分秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のこと。また、この期間に行われる仏事のこと。>と書いてあります。
俗に、この日に日本人は餅ものを供物としてご先祖にさし、感謝の意を表します。

この話はこの二三日、テレビなり、雑誌なり、なんだかの形で目にし、ついに今日お彼岸の供え物の売り込みダイレクトメールが入ってきました。迷惑ほど感じないものの、日本人の季節ことに楽しんでる様子に、なんか羨ましいと思います。

この前、正月故郷に帰った際、友人らによく聞かれたのが、
今の時代は季節祝いなんかつまらないよ、
旧正月なんか普段の日曜とあまりかわらなくて、子供頃のほうが遥かに楽しいかったよね。
今の子供だちは雑節さえ知らない子もたくさんいるって。
みんな揃って同じ愚痴を言う。

けして、そうなのでしょうか。
向うでは、昔と比べて、確かに生活が裕福になっていますが、
金銭第一の世の中、伝統や、倫理道徳などを第二、第三に後回しにされしまって、
物欲ばかり追求する割に「ココロ」の貧しさが際立て来たような気がします。
だから、季節を楽しむ余裕が無くなったじゃないかと思います。

「ココロ」の豊かさがない限り、まだまだ「豊かな生活」なんで言えないと、今しみじみと感じています。


0 件のコメント:

コメントを投稿