2011年9月19日月曜日

秋と梅雨

この季節はちょうどいい、特に天気の良い日が続いたりすると最高です。昼は少し汗ばんだり、夜はちょっとひんやりとして秋の気配を漂い、木々の葉はまだグリーンのまま残っている今の季節、心地いいです。

けど、好きな日本の季節を聞かれるといつも「梅雨」と答えています。別にじめじめな湿気を好むわけではなく、私大変好きな日本庭園が一年中この季節ではもっとも潤っていて、輝いているからです。
日本に来た最初の頃、季節変わる度に京都まで足を運び、いろんな名園の縁側で抹茶一杯しみじみながら季節コトの美しい一時を送っていた、比べて最終的にやっぱり梅雨が一番日本庭園に合うと思いました。

日本庭園に緑や花、枯山水など様々な造形があります、強い光を照らされると黒陰が邪魔して、折角な造形見にくくなっていると思います。梅雨時期の明るい曇った日に、庭全体がほどよい光に優しく包まれて、カメラ撮影のフィルター効果みたい、露出しぎなく、緑も、石も、アジサイももともと濃厚な色合いで自然のまま表現されていて、最高に美しいです。

そして、窓全開の縁側に座り、緑いっぱいの庭園を眺めて、涼しい風が後ろからすり抜けると、梅雨に適した日本家屋のすばらしさまでいいなと思ったりした。もし日本が梅雨の季節がなかったら、一部日本伝統家屋の構造が今の形と違ってくるでしょう。

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